“病気を未然に防ぐ”というコンセプトのもと、健康診断に力を入れている甲子園あらいクリニック。
「30代になったら年1回、健康診断を受けることが病気予防のためには大事」と言う新井貴久院長に、健康診断の重要性や患者様へのメッセージなどをお聞きしました。

症状・病気を治療することも大事なのですが
最も重要なのは“病気を未然に防ぐ”こと

健康診断の大切さについてどのようにお考えですか？

どのような方が健康診断へお越しになられていますか？

周辺地域にお住まいの方を中心に、定期健康診断や雇用時健康診断へお越しになられています。
当院ではそうした健康診断をご提供するだけでなく、検査項目で異常値が出た場合には、きちんとフォローできる体制を整えています。
私が消化器内科出身で、クリニックを開業する前には総合内科で糖尿病や呼吸器など幅広い診療を経験していますので、幅広いお体の異常・変化に対応することが可能です。

何歳ごろから定期的な健康診断をおすすめされますか？

30歳を過ぎたら定期的に受診していただくことをおすすめしています。
その頃からお体の状態が変化し始めますし、運動量も減ることになります。

ですが、そのくらいの年代の方の多くは「自分は病気ではない」「まだ病気にはならない」と思われています。
ただ、ご自身で気づかないうちに変化が現れ始める時期ですし、何らかの影響が出始めているはずですので、病気を未然に防ぐということを考えると、30代から定期的に健康診断を受けていただきたいですね。

基本的な検査に加えて、各種オプション検査もご用意
肥満解消に繋がる“肥満外来”も行っています

健康診断にかかる時間はどのくらいですか？

健康診断ではどんな検査が受けられますか？

問診、レントゲン検査、血液検査、尿検査などの基本的な検査のほか、HbA1cや尿酸などの追加オプションとしての血液検査、腹部エコー、骨密度検査、胃カメラ検査、さらには腫瘍マーカーセット、臓器別腫瘍マーカー、アミノインデックス（AICS）、アレルギー検査などの検査も受けていただけます。

健康診断で異常が見つかった場合には？

検査項目で要注意のものがあったり、治療域のものがあったりした場合には、当院の方から患者様へご連絡し、治療の必要性をお伝えするようにしています。
これは“健康診断を受けたら終わり”にしないためです。
健診を受けられて、それで安心される方も多いのですが、大切なのはその結果をその後の健康に繋げることです。
そのためにも、健康診断を受けっぱなしで終わらせないことが大切で、そのための体制をしっかりと整えています。

甲子園あらいクリニックでは“肥満外来”も行われていますよね？

これは“健康診断後の健康維持”に繋がる診療メニューで、当院でも今後、力を入れていきたい診療と考えています。
健康診断を受けられて、糖尿病、高血圧、脂質異常症（高脂血症）などの生活習慣病のリスクが高い場合には、肥満外来と連携して肥満解消や体重減をはかっていただくことができます。

“肥満は万病の元”と言われていることからもわかる通り、健康維持のための大切なポイントですので、健診で生活習慣病のリスクなどを指摘された方は、是非、積極的に取り組んでいただきたいと思っています。

お体は少しずつ変化していて
ある日突然、病気という形で現れることも
それを防ぐためにも30代を過ぎたら年1回の健診を

健康診断を受けてから期間が空いてしまっている方へ
お伝えしたいことは？

医療において、一番大事なのは“健康診断による病気予防”だと考えています。
もし最後の健診から期間が空いてしまっているなら、一度当院へお越しいただき、お体の状態を詳細に確認されることをおすすめします。

それは30代などの若い世代の方でもそうです。
微々たる変化かもしれませんが、気づかないうちに何らかの変化が起こっている場合がありますので、年1回、健康診断を受けられてその変化をきちんとキャッチしておくことが大事です。

健診にかかる時間は検査だけだと通常20分程度、ご来院からお帰りになるまでの時間でも2時間程度のものですので、年1回、2時間程度で守れる健康があるなら、それを活用しない手はないと思います。

最後に、サイトをご覧の方へメッセージをお願いします